函館市街地から東へバイクで30分ほど走ると、海岸線に突如現れるヨーロッパ風のアーチ橋
旧戸井線アーチ橋と呼ばれるこの橋は、一度も列車が走ることの無かった幻の線路の跡地です。
今回は、近代土木遺産にも認定されている旧戸井線アーチ橋を訪ねてみました。
あお
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旧戸井線アーチ橋とは
昭和11年に着工を開始し、昭和18年に中断された未完成の鉄道道路です。
日中戦争時代、戸井町に軍事要塞を作る際に資材運搬また兵員輸送を目的として、五稜郭から戸井町までの29.2kmを結ぶ線路として建設されていたものでした。
戦時中だったこともあり、資源節約の為に鉄筋を使用せずコンクリートで出来ています。
しかし、その後太平洋戦争が勃発し資源不足に陥り工事は中断されました。
その後も工事は再開されることなく、未完成のまま現在に至ります。
工事中断以降、補修されることもなく長年放置されているという現状もあり老朽化が進んでいるのだとか。
鉄道のことも歴史のこともまだまだ勉強不足ですが、実際に訪れてみると興味が湧いて調べてみるきっかけになりますね。
旧戸井線アーチ橋への行き方
旧戸井線アーチ橋は函館から国道278号線を東へバイクで40分ほど行った場所にあります。
実際に行ってみるとわかるのですが、アーチ橋の下には民家があるんですよね。アーチ橋が見れる位置で駐車できるのは民家の生活道路のような場所・・・停めているのも気が引けてしまい、写真だけ撮って5分ほどで移動させました。
ゆっくり見たいと言う方は、他の安全な場所に駐車させて歩いてくるか、バスの利用の方が良いかもしれません。函館バスを利用し「汐首灯台」下車で徒歩すぐです。
旧戸井線アーチ橋:まとめ
高台にあり海のそばを走るこの路線。対岸には本州の陸地がすぐそこに見えます。
もし、きちんと整備され開通して今は生活用の列車が走っているのなら、窓からどんな風景が眺められたのだろう。
そんな思いを馳せながら、相棒と海岸線を駆けて行くのでした。
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